阿蘇南郷の総鎮守
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近くの国民休暇村・南阿蘇に泊まり、レンタカーで訪れました。
一の鳥居は国道265号線に面しています。道の反対側には上色見郵便局があり、目印になります。
駐車場は一の鳥居から100メールほど離れたところにあります。
ちょっと中辺路の雰囲気…
二の鳥居。
二の鳥居の手前にあった石。
本殿。全体として決して大きくはないのですが、熊野三山をほうふつとさせる神社でした。
御祭神は伊邪那岐命、伊邪那美命、石君大将軍となっています。石君大将軍は、健磐龍(たけいわたつのみこと)=阿蘇都彦命に同じ。阿蘇神社の祭神でもあります。
社殿の奥(上)に、穿戸岩(うげといわ)という穴のあいた巨岩があります。こちらが御神体でしょうか。形は違いますが、お祀りのしかたに神倉神社のゴトビキ岩を連想しました。
中世に熊野詣でをした人の中にもそのように感じた人がいて、岩を拝める所に社殿や石段をつくった。熊野信仰を受け継ぐ人たちが、本宮大社や那智大社に思いを馳せて境内をととのえてきた。そんな感じがしました。拝殿の脇には、小さいながら梛の木も植えられています。
右に見えているのは拝殿。この後ろに本殿がありますが、 さらにその奥(上)に穿戸岩に開いた穴が見えています。
穿戸岩のこの穴は、阿蘇開拓の神・健磐竜命の家来であった鬼八法師が蹴破ったといわれます。
石の下に入ってみました。注連縄の内に入ってよいものか 悩んだのですが、人が立ち入ることを前提にした?立て札 が立っていたので…。
穴をくぐったところから社殿を下に望む。
穴の向こうは急崖。阿蘇の外輪山の外を望む方向になりま す。
南阿蘇は宮崎県の高千穂に近く、多くの神社がある地域ですが、この上色見熊野坐神社はとても静かで落ち着くお宮でした。ここ一社にゆっくり時間をかけてお詣りして、大正解でした。
拝殿から穿戸岩までは急な石段や坂を登る必要がありますが、杖も置いてありますし、時間をかければたいていの方は大丈夫だと思います。
(みそこさん)
No.1815
2019.1.27 UP
2020.3.5 更新