場所
仙台駅より地下鉄乗車、泉中央駅下車。
鶴が丘ニュータウン行きバス松森バス停下車徒歩10分程。泉区の東端に位置する。
山の中腹に鎮座。本殿は裏山にめり込む。
この地は仙台駅の北方にあたり、丘陵地に大学キャンパス、住宅地が造成されています。
近隣には別当寺たる清水寺(せいすいじ)が建つ。
御祭神
熊野加夫呂岐櫛御気神、大己貴神、少名彦神
御由緒
以下、境内の境内由緒書きより。
松森 熊野神社 縁起
文久二年 改(1862年)の風土記書出によると森松清水寺境内に鎮座、清水寺が別当として奉仕したとあります。
また同地 佐藤嘉ェ門氏蔵の「熊野宮」なる掲額に市名坂村の百姓長助が晩年孤独で死期を覚り死後の供養に宝暦七年(1757年)持高田代壱メ四百九十文(中田で二町歩位)全部を清水寺を通して寄進する旨遺言して亡くなり、その通り実行されたことが書かれております。 両資料とも結城七郎苗裔結城五郎の勧請と俗名だけですので果たして何代目の結城七郎か建立の年の推定は出来ません。往古は松森・市名坂・七北田・上谷刈・小鶴の五ヶ村鎮守とありますが藩政時代になって松森一ヶ村鎮守となったものです。
祭神は、熊野加夫呂岐櫛気野神と申す方で熊野大権現と称しましたが、明治六年熊野神社と改められました。
その他
境内には寛保二年(1742)の庚申塔が立っていました。
(TATSUさん)
No.887
2008.12.6 UP
2021.2.21 更新