役行者御誕生所・吉祥草寺の鎮守として勧請された熊野神社
(奈良県御所市茅原中之坊)
役行者の生誕地である、吉祥草寺のお隣にあります。
旧指定村社。
以下、境内由緒書きより。
ご祭神は、伊邪那美命・速玉男命・大事忍男命。境内に伝承役行者うぶ湯の井戸・おいかけ杉・腰掛け石などがあり役行者ゆかりの伝承地である。もと吉祥草寺の鎮守として創祀されたのではないかと考えられる。
宮講は古来土着の家のみで組織、座筋縁故以外の加入はできなかった。享保4年(1719)の講員は23戸であった。毎年1日10日28日に当屋で座祭が行われて当屋渡しをする。
受当屋で北垣内の人は今井川で、南垣内の人は菰の樋川で斎戒沐浴、身心の清浄を祈って水垢離を取るが、旧11月7日まで毎日払暁前を期して実施。
帰途神社に参拝後、当屋の床の間に祀られた御仮宮に礼拝する慣しがあったという。
(みえこさん)
No.18
2000.12 UP
2021.3.22 更新