(奈良県天理市上仁興町ドヤマ)
祭神 天照皇太神 一言主神 底筒男命 中筒男命 表筒男命 息長帯姫命 熊野大神
みえこさんに九頭神社が点在するこの界隈を御案内いただいている時に地域の公民館があり、そのすぐ隣に四社神社がありました。
拝殿の後ろにある四社神社の本殿には、熊野大神が御祀りされています。
こちらの木札によると、住吉大神もお祀りされていました。
こちらが本殿で、天照皇大神、一言主大神、住吉大神、熊野大神の御社です。拝殿後方の高台になっている場所にお祀りされていました。
注連縄に、農耕具を模したものがありました。近隣の九頭神社にも同様の注連縄がありましたが、この地域の風習でしょうか。
境内社の厳島神社、金比羅神社の御社です。
由緒不祥。旧無指定村社で、同町東端の高台に鎮座する。
現在本殿は二棟あって、共に桁行76cm、梁行61cmの小祠で、一殿ごとに二座に区分し四社となっている。
あるいは近在の小社を一所に集め、合祀したのであろう。
境内は66平方mあり、例祭は10月15日で、境内社に厳島神社、金比羅神社がある。釈尊寺(廃)
四社神社の傍にあって、古くは真言宗であったが、堂宇は廃絶して上仁興の公民館になっている。
本尊の釈迦如来座像は像高85cm、欅(けやき)の一木造で作柄はすぐれ、
藤原時代期の様式と思われるが、再三修復を施している。(「奈良県史」「天理市史」より)
(ZOUさん)
No.166
2002.12.21 UP
2021.3.27 更新
参考文献
- 『奈良県史』
- 『天理市史』