祭神:伊弉諾命 伊弉冉命
田畑が広がる中にあるので、その木々の茂みは遠くからでもよくわかります。
近寄ってみると、ちょっと寂れた印象です。
境内には、やたら目立つお稲荷さん、祭神不詳の神社、そして近辺ではめずらしい撰間神社(せんげんじんじゃ)の祠があります。
この字もめずらしいですね。せんげん神社は「浅間神社」と書かれることが多いと思います。
残念ながらこの祠も寂れています。
稲荷
撰間神社
「熊野の民俗と祭り」という本に、三重県の志摩地方から熊野にかけて、富士信仰に関わる浅間神社が多いことが書かれています。その本から一部引用します。
富士山と熊野は役の行者を象徴とする山伏によって結ばれていたと考えられる:P20から
奈良盆地の熊野神社にも修験の影響があったのかも知れませんね。
(ZOUさん)
No.158
2002.10.29 UP
2021.3.28 更新
参考文献
- 三重熊野学会研究 編『熊野の民俗と祭り』三重県