(佐渡市五十浦240?)
御祭神
天神七代地神五代の神
祭礼
旧暦9月12日
佐渡一周線(新潟県道45号線)を相川警察署近くから車で35.5 km(マップファンのルート検索によります)ほど走り県道沿いの五十浦バス停まで行くと、公民館から少し坂を上った畑の奥にありました。このバス停は地名を知らないと「いそうら」と読んでしまいそうになりますが、正解は「いかうら」です。
鎮座地:佐渡市地理情報サービス 佐渡なび!(神社、仏閣のページ)
車を停め県道でご近所の方に鎮座地をうかがうと、坂を上った左横の畑の奥なのでここから参拝した方が良いのではということでしたが、御社に行きたいんですとお話しして、県道から神社の屋根が見えることと、道順を教えて頂きました。
この時はまだ暖かい10月初旬の佐渡の陽気に草が茂っていましたが、お参りのために戸を開けさせていただくと「熊野神社」のお札があるのが見えました。
鳥居から海が見えます。
宝暦年間の「佐渡国寺社境内案内帳 下巻」には「五十浦村 十二権現 社人六郎左衛門 明応7年勧請、社地16歩。」と記載されているようです。
また
「熊野三山とその信仰」」(昭和17年官幣中社熊野那智神社発行)記載の熊野三山御分祀分布表・新潟県佐渡郡の欄に「村社 熊野神社 天神七代地神五代神 同郡 外海府村 (氏子又ハ崇敬者數)十八 明應七年創立」と記載のある御社だと思われますので、紀州熊野から勧請された熊野神社のようです。
道を案内して下さった佐渡の皆様、有難うございました。
(そま)
No.1629
2012.10.22
UP
2021.4.3 更新
参考文献
- s_minagaさんのHP「がらくた置場」寺社関連資料 「宝暦の寺社帳下巻に見る佐渡の社」
- 佐渡ヶ島がっちゃへご「ガシマ」/五十浦 (歴史)
- けんぱの日記vol.2/相川五十浦 熊野神社 (神社の様子)