県社・幡羅郡総鎮守であった熊野神社
御祭神
伊邪那美命
御由緒
孝昭天皇の頃に鎮座したというが創建不明。武蔵国延喜式内社。
ニレ
楡山の社名は境内にニレの古木が多いためにつけられたという。
鳥井脇に神木としてニレの大木(樹齡約600年・県天然記念物)がある。
神木「ニレの大木」
古墳
本殿裏手に塚(古墳)があり、古くからの信仰をうかがうことができる。
後方の塚は不入の地としてこれをおかしたものは災害有るといわれている。
境内付近には古墳が散在しており15基ほどを木の本古墳群と総称。
熊野信仰
中世期に修験派の寺院が別当となり、熊野信仰の流行に伴って江戸期には「熊野三社大権現」と号し幡羅郡総鎮守「楡山熊野神社」と称してきたが、明治5年に郷社列格した機会にもとの「楡山神社」に戻した。大正12年県社列格。
本殿
アクセス
JR深谷駅から北東に約2キロ。東京駅のレンガを作った地が深谷。
ちょうど駅と工場を結ぶ線路が廃線となった「日本煉瓦専用線」。
線路跡が遊歩道となっており、その道を歩けば楡山神社にわかりやすく到達できる。
印象
神社社頭に、御神木たる「ニレの大木」が鎮まっているのが印象的。
長閑な境内は緑が豊富。昼下がりにのんびりと休息したくなるような気配に溢れていた。
(TATSUさん)
No.404
2005.5.22 UP
2023.10.7 更新