平安中期、藤原秀郷による勧請と伝わる熊野神社
JR高崎線深谷駅より、深谷市循環バスにて福寿荘前下車徒歩5分。
背後に小山川の堤防を背にして鎮座。すぐ先には、利根川が流れている。
境内には、深谷市指定保存樹木のイチョウの大木がそびえており、日が傾いてきたので薄暗い。
社務所らしきものがあるが人気はない。
殖産興業、五穀豊穣、水害除けの神として崇敬されている。
御祭神
現在の祭神 伊邪那美命
古くは 伊邪那美命、速玉男命、伊邪那岐命、事解男命、天照大神
御由緒
天慶三年(940)に平将門を追討するために東国にやって来た、藤原秀郷がこの地を通過する際に祠の前で戦勝を祈願したところ見事本願を果たせたので、その報恩のため、再びこの地を訪れ、三社の小祠を建てていったという。
「熊野三社」もしくは「熊野大神」と言い伝えられたこの三社は同型の小さな石宮で現在も本殿北側に残っている。
現在の本殿は享保三年(1716)に再建されたもので文化五年(1808)修繕が加えられ、その時合わせて覆家も造営されたと伝えられている。
(「埼玉の神社」より)
残念ながら、上記の三社の小祠は確認できませんでした。
近くの、延命寺が別当寺だったそうです。
境内社
天神、諏訪、八坂神社
(TATSUさん)
No.483
2005.12.16 UP
2023.10.8 更新