式内社・今城青八坂稲実神社の後裔と推定される熊野神社
旧村社
武蔵国式内社<今城青八坂稲実神社>の論社
御祭神
家都御子神・御子速玉神・熊野夫須美神のいわゆる熊野三神
鎮座地は鎌倉街道上道付近であり、古来から市(八日市)の開かれる土地。
現在は国道254号の脇に鎮座。
当社は村内字今城から今の鎮座地である森下の地に遷座されたと伝えられており、かつては今城青八坂稲実神社を称していたという。
明治五年に村社列格。
八高線の線路に沿って南下。「丹荘駅」から1.2キロほど歩めば「熊野神社」が鎮座している。
特に式内社としての自己主張はしていないが、地域の鎮守様として落ち着いた気配を感じる。
本殿は覆殿のなかに納まっているが、珍しいことにガラス張りとなっている。
完全に遮断された覆殿よりも、このほうがより「神威」を感じることが出来る。
(伊達青衝さん)
No.364
2005.2.21 UP
2023.11.6 更新