式内社・今城青坂稲実荒御魂神社の後裔と推定される熊野神社
旧村社
式内社<今城青坂稲実荒御魂神社>の論社
御祭神
奇御木野命(クシミケヌ命)・奇稲田比売命・豊受姫命
古来より延喜式内社「今木青坂稲実荒御魂神社」といわれているが確証はない。
ただ鎮座地内には平安時代の住居跡があり、熊野神社境内も東堤古墳群に属する墳丘上に鎮座していることから熊野神社が勧進される前に式内社があった可能性も考えられるという。
JR高崎線「神保原」駅から南西に約1.5キロのところに鎮座。
社頭には大きく「延喜式内今木青坂稲実荒御魂神社」と刻まれた社号標がたっている。
社地の後方は「中学校」。サッカーの試合がなにやら微笑ましい。
境内は風が強く、私がいる間もハラハラと落ち葉が舞っている。
すでに冬の気配すらも漂わせていた。
同じような地域地域の神社であれど、落ち葉の舞い具合が違うのがなにやら興味深い。
社殿の後方はこんもりともりあがり、その場所に境内社が集中している。
このあたりが古墳群のひとつなのかもしれないし、このなかに「式内社」の流れをくむ祠があるかも知れない。
(伊達青衝さん)
No.370
2005.2.27 UP
2023.11.6 更新