立野村の鎮守であった熊野神社
JR高崎線本庄駅より児玉町方面行き朝日バス乗車、四方田バス停下車徒歩30分ほど。
社地は道路に面し、林の中にある。
鎮座地の嘉美は、明治7年に立野村と久城村が合併して嘉美村となり、その後明治二十二年に七本木村の大字となった。現在は上里町の大字である。
境内には、社務所のほか、境内社として、八幡神社、八雲神社、愛宕神社、天神社が
祀られており、さらに拝殿の後方には多くの石祠が並んでいる。
摩滅してよくわからなかったが、永正十二年(1515)の石祠もあるらしい。
御祭神
不詳
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」立野村の項には
熊野社 村の鎮守なり 村持
社内に康永十年癸未十月三日と銘ある石佛の阿弥陀を安す
末社 八幡神明 稲荷
と記述されている。
「創建は中世までさかのぼると思われる、口碑によれば当村では群馬県碓氷郡の碓氷権現(熊野神社)を虫除に霊験ある作神として崇敬してきたという」
(埼玉県神社庁編「埼玉の神社」参照)
明治四十三年に嘉美に鎮座する上久城の村社天神社中久城の村社皇大神社、下久城の村社天神社をはじめとする13社を合祀し、社名を嘉美神社と改称した。以来大字嘉美の鎮守として崇敬されている。
(境内の石碑より)
(TATSUさん)
No.1176
2010.1.2 UP
2023.11.6 更新