もと蓮馨寺の鎮守社であった熊野神社
(旧指定村社)
御祭神
熊野大神三神<伊弉諾尊・事解之男命・速玉之男命>
由来
天正18年(1589)に蓮馨寺(れんけいじ)二世然誉文応僧正が紀州熊野より勧請という。
武蔵国松郷(川越市連雀町付近)に鎮座している蓮馨寺の守護神として信仰をあつめていた。
正徳3年(1713)同寺十六世然誉了鑑僧正の時、社殿を改築し石造鳥居(現在の二の鳥居)を建立。
明治2年に神仏分離し、寺の管理から離れる。明治4年村社列格。
明治26年に川越大火によって社殿焼失。明治39年に社殿復興。
<参考:川越 熊野神社 公式サイト>
参道正面鳥居
参道脇に「足のツボを刺激する」足踏み健康ロード
二の鳥居
本殿
西武新宿線本川越駅から北へ約500メートルのところに鎮座。
鎮座地からさらに約600メートル北上すると観光名所で有名な「川越の時の鐘」がある。
鎮座地は川越の観光メインストリートである「蔵造りの通り」に至る道ではあるが、周辺は住宅地域であり、閑静な空間が広がる。
参道脇の「足踏み健康ロード」が地域の名物ともなっており、近隣住民が足繁く訪れて「足踏み」でツボを刺激しているのが印象的。
(伊達青衝さん)
No.376
2005.3.7 UP
2024.1.29 更新