鴻巣宿の鎮守であった熊野社を明治時代に合祀
場所
鴻巣駅から徒歩約10分。旧中山道沿いに鎮座。
木々に囲まれた参道の奥に社殿がある。
拝殿の裏には、本殿が3棟、この神社の歴史を物語っている。
御祭神
伊弉岐命,伊弉册命,速玉男命,事解男命
御由緒
鴻巣宿の内にあった氷川社、熊野社、雷電社を明治五年に合祀して、鴻三社とし村社になり、明治四十年日枝神社、東照宮等を合祀後鴻神社とした。
現在の社殿は、もとの雷電社の跡地に建てられた。
熊野社は、合祀前は、氷川神社の端ノ宮に対し中ノ宮と呼ばれ、3000坪の社地を有する大社であった。
「熊野社 宿の鎮守なり 法要寺の持」
永禄四年(1561)に深井津島守景吉は紀州熊野に参詣して社地の御砂及び御神灯の浄火を頂いて帰郷し、宿の市神社と熊野権現社の社殿の下にその御砂を埋めたという。
(御祭神・由緒ともに「埼玉の神社」参照)
(TATSUさん)
No.754
2007.9.2 UP
2023.5.18 更新
参考文献
- 埼玉県神社庁編『埼玉の神社』