元々は平重衡の子を葬った墓であったとも
JR沼津駅より、沼津登山東海バス乗車、久料バス停下車徒歩5分ほど。
バス停からは晴れていれば、海の向こうに富士山が見えるはずだが、あいにく雲に隠されている。
久料川の左岸にそって登っていく。
しばらく進むと、道路にそって鳥居が立ち、そこから急な石段を登っていく。
山の中腹の狭い敷地に社殿は鎮座している。
社殿は珍しい形態をしており、中央に「熊野神社」、向かって左側に「山神宮」、右側に「天王宮」の扁額が架かりそれぞれ別棟になっている。
左右の建物の中にはそれぞれ三社の祠が祀られている。
熊野神社の内部には「久料神社」の扁額が架かっている。
「久料神社」について調べてみたが不明であった。
明治期に村内の小社と合祀され「久料神社」と改称された歴史があるのかもしれない。
熊野神社の内部には2枚の絵馬が掲げられている。
一枚は昭和七年奉納のマグロ漁、もう一枚は時期は不明であるが久料の港の様子を描いている。
御祭神
橡樟日命
御由緒
不詳
(祭神は「静岡県田方郡誌」参照)
(TATSUさん)
No.1777
2013.9.16 UP
2021.5.31 更新
参考文献
- 『静岡県田方郡誌』