平安中期に熊野権現を勧請と伝わる
JR誉田駅より千葉中央バス、金剛地火の見下車徒歩10分。
バスを降りると、熊野神社表参道との標識がある。
近くを流れる川は、なんと音無川と呼ばれている。
山道を進み、左に東宮寺との分かれ道を見て登っていくと丘陵地の畑の先に鳥居が望まれる。
長い参道の先の林の中に拝殿、本殿が鎮座。
鳥居には、享保十二年(1727)、狛犬には安永二年(1773)、手水石には享保十六年(1731)の銘があった。
狛犬の頭は河童のような凹みがあって面白い。
境内の大銀杏は市指定の文化財である。
御祭神
伊邪那美命、速玉男命、泉津事解男命
御由緒
紀州熊野村出身の滝本権之助信広が当地に住み、夢に氏神崇拝をさとされ、第六十六代一条院正暦三年に社殿を建立、熊野権現を勧請されたという。
天正十四年社殿を改築、近郷五ヵ所の鎮守として崇敬され、現在に至る。
(TATSUさん)
No.615
2006.9.25 UP
2020.9.18 更新