上座地区の「熊野神社 本宮」、上座の産土神
千葉県佐倉市上座(じょうざ)で、たまたま熊野神社を見つけましたので写真を撮ってきました。
今回は神社の由緒を記載しました。
この熊野神社は、伊弉諾命、伊弉冉命が御祭神で、素盞鳴尊は境内の八坂神社に祀られています。
境内に末社が多いのですが、なんとなく合祀されたように思います。
ただ、八坂神社がある上に末社に疱瘡神社があるあたりは、素盞鳴尊というより牛頭天王のイメージが強いですね。
境内全景
左より八坂神社、阿夫利神社、熊野三山権現
熊野三山権現
神社額
末社「金比羅神社」
三峰神社、古峰神社、不明、疱瘡神社、国御柱神社、天御柱神社、不明、子安神社、足尾神社
以下、境内の由緒書きです。
熊野神社由来
鎮座地
佐倉市上座(じょうざ)1045番地
祭神
伊弉諾命、伊弉冉命
境内地
285坪
例祭
10月15日
由緒
創立は不詳なるもおよそ五・六百年前(西暦1400年頃)の創立と思われる。文化元申子歳6月(西暦1851年)本殿建て替えの記録があり、元熊野大権現と称されてきたが、明治元年四月(西暦1868年)熊野神社に改める。
古事記、日本書紀の伝うる所によれば、伊弉諾、伊弉冉命の二神が力を合わせて、わが日本の島々を誕生なされ皇室のご祖神に当る天照大御神を生み出されたと伝えている。この神話にながれている信仰は「万物は祖先の神々によって生みなされた」という全てのものを「生む」という信仰であり、この世の人々が次の担い手を生んでいくのと同じく永遠の生成発展の信仰である。上座地区の産土神(生まれ故郷の守り神)として区民の家内安全農業守護の神として信仰を集めてきました。八坂神社
素盞鳴命(天照大御神の弟神)を祭る。毎年七月に五穀豊穣の祈願疫病、疫病退散除けとして「天王様」祭(夏祭りの踊)が盛大に行われております。
阿夫利神社
大山祇命(伊弉諾命、伊弉冉命の御子)を祭る。通称「石尊様」と呼ばれ、七月二十七日に例祭が行われております。
(山濱さん)
No.22
2000.12 UP
2020.2.17 更新