獅子頭に熊野神を勧請
東北地方では、獅子舞のことを権現舞(ごんげんまい)といいます。
東北地方に熊野信仰を広めた熊野山伏は、獅子頭に熊野の神を勧請し、それを「権現」と呼び、その権現様を奉じて、村々を訪ねて悪魔払いをして回りました。
熊野修験が衰えてからは、伊勢や熱田神宮などの宗教者たちが、熊野山伏がしたように、それぞれの神を獅子頭に勧請して、やはり悪魔払いをして村々を回りました。
(てつ)
番外編No.8
2004.3.11 UP
2021.4.22 更新
参考文献
- 別冊太陽『お神楽』No.115 Autumn 2001(平凡社)
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