八幡太郎・源義家による勧請と伝えられる熊野神社
民家に囲まれひっそりと申し訳なさそうに小さく門は針金で閉ざされていた、荒川区の熊野神社。
場所は千住大橋のたもとから歩いて2~3分のところである。
創建は永承5年(1050年)源義家の勧請によると伝えられてるそうです。
この熊野神社は荒川(現隅田川)に大橋を架ける時に成就を祈願し残った材木で社殿を修復した。以後、大橋のかけかえ祈願と神殿修理が慣例になった。
また、このあたりは材木、雑穀の問屋が立ち並び「川岸」(かし)と呼ばれ陸路奥州道中と交差して川越夜舟が行きかい、秩父・川越からの物資の集散地として賑わったが・・今は大橋は沢山の「大橋」が架けられ「千住大橋」となり、材料もかわり社殿は虫の息で現代の移り変わりを見ているようだった。
※荒川は隅田川の氾濫を防ぐために人工に造られた川だそうです(M氏談)
「千住大橋」(大橋)と熊野神社は芭蕉の奥の細道の旅のスタート地点です。
(TATSUさん)
No.02
2010.6.12 UP
2020.8.30 更新