鎌倉時代に領主豊島氏が勧請
飛鳥山公園に行こうかなと思い、蘭陵王の唱歌など口ずさんで石段を登っていったところ、神社の境内に出ました。
由緒書きを見ると「熊野権現を勧請」とあるではありませんか!
これは熊野の神様のお導きかと思いました。
御祭神
伊邪那岐命、伊邪那美命、天照大御神、速玉之男命、事解之男命
境内社
関神社
おまけに境内社には琵琶の名手の蝉丸法師、逆髪姫、古屋美女の御神霊をお祀りする関神社があり大興奮!!!
蝉丸法師といえば、源博雅様が秘曲「啄木」マスターしたさに三年間、夜ごとかよったという雅楽の名手です。ああ、ありがたや。
御由緒
御由緒書き(パンフレット)より。
王子の地名の起源は、元享二年に領主の豊島氏が熊野より当社を勧請した事から起こります。この後、代々の領主に篤い崇敬を受けてまいりました。神社には北条氏の朱印状が残っており、また、徳川時代には、社殿の御造営・縁起絵巻の奉納・飛鳥山の寄進など歴代将軍の尊崇がありました。明治元年には、東京を守護する東京十社として「准勅祭社」に任ぜられ、以来、東京の北方守護として鎮護しております。
(山濱さん)
No.124
2002.2.6 UP
2021.6.29 更新