あかね台.net様によりますと、成瀬杉山神社にも熊野神が祀られているとのことで、参拝させて頂きました。
曹洞宗龍谷山成就院東雲寺(とううんじ)に隣接する神社です。
成瀬街道の東雲寺交差点すぐにあり、近くには恩田川が流れ、道祖神や祠も点在する地域です。
ブログでお世話になっている横浜ヒマ吉様も「杉山神社めぐり」で訪問されています。
中心に見えるのが成瀬杉山神社
周囲には畑が残りますが、こちらも住宅開発が進んでいるようです。
この景色も変わってしまうかもしれません。
隣接する東雲時には桜が沢山植えられており、春はお花見が楽しめそうです。
<案内板より>
杉山神社
御祭神
天照大神(アマテラス オオミカミ) 慈愛の神
五十猛命(イソタケルノミコト) 木の神・交通安全・病気平癒
熊野大神(クマノオオカミ) 水の神・五穀の神・商売繁盛杉山神社のある地域は、武蔵国南部、鶴見川流域の一部に限られていて、全国的なものでは無く、地方民によって崇敬奉祈されたものらしい。昭和五十三年調査(戸倉英太郎書「杉山神社考」)によると鶴見川流域に四十九社存在する。
(七十二社とされているサイトもあります。瀬音)成瀬杉山神社の創建年代は不明で在るが、棟札によると寛文八年(一六六八)十一月代官福井清兵衛と地頭井戸忠兵衛勝吉により社殿が創建され、その後何度かにわたって修造、再建があり、恩田川沿いの水田地帯の中央に位置し、数多くの樹木に囲まれてあって、「田中の明神」として長い間村人に親しまれ崇敬されてきた。
現在の社殿は、昭和五十七年四月二十三日竣工、同年九月二十三日御遷宮祭が執り行われ、平成四年、杉山神社の本社とされる。
和歌山県に在る伊太祁曽神社から杉苗を譲り受け、ご神木として階段横に植樹された。御祭神を五十猛命としているが、日本武尊の説もある。
祭典
例大祭 九月吉日
元旦祭 一月一日
節分祭 節分の日末社 八坂神社
御祭神
素戔嗚命(スサノウノミコト)
(スサノオではなく、スサノウとなっていました。瀬音)
疫病除け・厄除けの神祭典 天王祭 七月吉日
創立は、安永三年(一七七四)六月一五日で、弘化三年(一八四六)に、
原の牛頭天王及び、文久元年(一八六一)に谷戸上合の牛頭天王が合祀されたもので、吹上の横浜市境に在ったが、杉山神社の末社として合祀された。
二本の杉御神木(和歌山・伊太祁曽神社より)
手水鉢の紋
拝殿と狛犬 右手は神楽殿
拝殿~本殿
鉄筋コンクリート造りのお社は彫り物こそありませんが、堂々とした建物です。
月次祭の案内など
毎月、第一、第三日曜日に車のお祓いが行われているようです。
この日に合わせると、左手にあるような、成瀬杉山神社と八坂神社の御朱印が頂けそうです。
東雲寺参道
成瀬杉山神社の左手にある東雲寺の参道。桜並木が続いていました。
恩田川の扇橋付近の遊歩道の桜
限られた日に社務所が開けられるようで、この日は拝殿の扉も閉まっていました。
熊野大神(詳細は不明、水の神とは?)が祀られていること、和歌山県の伊太祁曽神社から譲られた杉の木が御神木とされていることなど、親しみを感じる神社でした。
御由緒には、伊太祁曽神社が本社とされるとありましたが、鶴見川流域の全ての杉山社がそれにあてはまるのかは、記されていませんでした。
成瀬街道周辺には、先に投稿させて頂いた横浜市青葉区あかね台の上恩田杉山神社隣の小さな熊野神社、こちら成瀬の杉山神社、かりん様やTATSU様がご投稿されている高ヶ坂の熊野神社があり、熊野神を祀る神社の密集地帯であるような気がしました。
(瀬音さん)
No.1708
2013.3.30 UP
2020.6.9 更新