「角筈」という旧地名の由来
東京都新宿区西新宿には以前「角筈(つのはず)」という地名がありました。
角筈という地名の由来は、近くにある熊野神社にかかわりがあるようなのです。
新宿の十二社熊野神社には、昔、
毛坊主(けぼうず。半僧反俗の浄土真宗系の有髪の僧)たちが住んでいました。
彼らは鹿の角の付いた杖を手にしていて、
彼らの象徴であったその杖から角筈という地名ができたのだという、
そういう説があるそうです。
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参考文献:吉本隆明・梅原猛・中沢新一『日本人は思想したか』新潮社
てつ
2003.1.7 UP
番外編 No.5