平氏家人であった平貞能が勧請したと伝わる熊野神社
益子の北部,茂木との境に標高271.7mの芳賀富士がある。
熊野神社はこの芳賀富士の中腹に鎮座する。
松林院鶏足山 安善寺
松林院鶏足山 安善寺より百段あまりの石段が続き、その先に社殿がはるかに見える。
拝殿左手に石祠が5基。右手に3基。裏に1基。
資料によれば、境内社として稲荷、四社、湯殿、家坂、大杉、浅間、愛宕神社が存在するがどれに該当するかは不明。
御祭神
伊弉冉命
御由緒
当社の創建は、建久五年九月(1194)平氏の滅亡後に一族の筑後守貞能(さだよし)が出家して安善寺を建て、寺の守護神として芳賀富士中腹に勧請したといわれる。
その後,地頭の河原小藤治光直が延応元年(1239)に再建するが、野火にやられ社殿は悉く灰燼に帰した。
その後文化六年(1809)に再建、明治七年豪雨にやられ、明治十七年に再建された。
(御祭神、由緒は「栃木県神社誌」参照)
(TATSUさん)
No.1462
2011.5.24 UP
2021.10.5 更新
参考文献
- 『栃木県神社誌』