飛鳥時代に熊野から移住し当地を開いた人物が勧請したと伝わる
熊野神社は紀州熊野の川島対馬が大宝3年に当地に勧請したとされ、その後、川島対馬が紀州より三十四軒の者と住み着いたとの云われです。
鎮座されている氏神様はイザナギノ尊、イザナノ尊が祭られております。
境内には浅間神社、神明宮、羽黒山その他多数の末社があります。
御祭神、由緒
由緒書より。
御祭神
伊弉諾尊
創立年月日
大宝三年(703)と伝う
御由緒
紀州熊野の人・川島対馬、故ありて諸国を歴遊。当地に至りて住居を定め、開墾して一村落を起こし、次第に人口を増やしたるも、土地を鎮むる神社なきをもって、生国紀州なる熊野神社を分霊奉戴して此所に祀れるなりと。
境内社
参道を進み3の鳥居をくぐると左側に浅間宮、右側に神明宮があります。
浅間宮
神明宮
本殿右側奥には出羽3山、愛宕神社、秋葉神社、浅間塚(別の場所に古墳があります)、神明塚、記念碑、二ノ宮金次郎の銅像が祭られております。
春季祭典
春季祭典は4月の第2土、日曜日に行っております。
小学生の男子が舞う「ささら(獅子舞)」を中心に、棒術があります。
もともとは棒術の祭りを300年程前から疫病予防のために行い、後にささら祭りを行うようになったようです。
祭典の子供は獅子が3人(小学生の高学年が理想)、棒術が小学生低学年から幼稚園児3名、稚児(女子)2名(金棒を持ちます)の8名が祭典時の理想の構成です。
(福島さん)
No.213
2004.3.23 UP
2004.4.11 更新
2021.10.17 更新