甲斐国熊野四所のひとつ
(旧東八代郡八代町北)
甲府市バスターミナルより奈良原方面行きバス、笛吹市八代支所下車徒歩5分。
木製の立派な鳥居が迎えてくれる。
境内には広く、イチョウ、コウヤマキの古木が茂る。
境内社として、八幡社、白髭社が祀られている。
御祭神
伊弉册命,速玉男命,事解男命
御由緒
朱鳥年中(686年頃)紀州熊野社領八代荘に勧請されたと伝えられる古社で、甲斐国熊野四所(西巨摩小河原の熊野、八代郡八代の熊野、山梨横井の熊野、都留郡岩殿の熊野)の第一の霊場である。
この神領をめぐって長寛元年(1163)守護までまきこむ一大事件が発生した。
この顛末を記した「長寛勘文」という貴重な写本が残されている。
荘園対国衙の関係をかたる貴重な資料である。
他絹本着色熊野曼荼羅も残されている。
(御祭神・由緒ともに境内の掲示板参照)
(TATSUさん)
No.716
2007.7.11 UP
2021.11.3 更新