JR韮崎駅より増富温泉郷行きバス乗車、北杜市役所で北杜市民バス津金・百観音線大和公民館行きに乗換、和田公民館前下車徒歩5分ほど。
金谷山養泉院を左に見て進み、和田橋の手前で左に登って行くと神社に至る。
木製の鳥居をくぐると境内である。
熊野神社拝殿
拝殿と神楽殿
社殿は森を背にして立つ。拝殿の右には神楽殿がある。
境内には大山祇神社、道祖神社等の石祠が散在している。
石灯籠には文政七甲申年(1824)十二月、文政二己卯年(1819)十月の銘がある。
境内からは、養泉院の赤い屋根の向こうに雪をかぶった甲斐駒ケ岳が遠望される。
御祭神
伊弉諾尊
伊弉冉尊
御由緒
社記によれば勧請年代不詳、文治元年(1185)に逸見光長及び嫡子清水基義により社殿が建立され、大破後の永享十一年(1439)には逸見義長・油井竜昌が再興した。
また「甲斐国志」によれば武田信虎が小幡信盛と碓氷峠で戦って帰陣する途中、古宮城に宿営した時、 御霊社に碓氷峠の熊野神を併せ祀って、同城の鎮守とした。御霊権現又は熊野権現と称した。
(祭神及び由緒は「須玉町史」参照)
「北巨摩郡誌」によれば増富温泉郷への道の途中の比志地区にも「熊野大権現」が存在したようだ。
(TATSUさん)
No.1526
2010.12.23 UP
2021.11.4 更新
参考文献
- 『須玉町史』