江戸時代中期に現在地に遷座
(旧中巨摩郡敷島町獅子平485)
JR甲府駅より山梨交通観光バス清川経由昇仙峡滝上行きバス乗車、獅子平バス停下車徒歩10分。
亀沢川に架かる獅子平橋を渡り、坂道を登っていく。この道は「ふる里自然観察路」となっている。
集落のなかで左折し、民家の間に入っていく。
途中の石塔には、宝暦四年(1754)銘がある。 古くから開かれていた集落のようだ。
獅子平集落の民家の奥、夏草に覆われ、荒れた参道の先、山の中腹に鎮座。
境内には、社殿のほかに、石祠、庚申塔、石仏が散在している。鳥居はない。
庚申塔には、寛政十二年(1800)の銘が刻まれていた。
拝殿内
拝殿に掲げられた修理の額には、「産土鎮守 速玉神社」と書かれている。
御祭神
熊野久須日命
(「敷島町史」参照)
御由緒
創立年代不詳、天明四年九月獅子平村の内熊野平より遷座。
(「山梨県神社誌」参照)
「甲斐国志」には 「熊野権現」獅子平村 とのみ記述されている。
(TATSUさん)
No.1324
2010.9.23 UP
2021.11.9 更新
参考文献
- 『敷島町史』
- 『山梨県神社誌』
- 『甲斐国志』