湯村温泉の守り神
甲府市湯村3丁目10-11?
JR甲府駅より山梨交通バス敷島営業所方面、湯村温泉入口バス停下車、徒歩5分ほど。
湯村温泉の中心に鎮座しています。
石段を上る途中に石灯籠、庚申塔があり、さらに上り詰めた山の中腹が境内です。
境内からは、湯村温泉を見渡すことができます。
本殿
御祭神
速玉男命
素戔嗚命
事解男命
御由緒
不詳
貞和三年一月(1347)温泉の湧出するを発見したるため勧請、社号を湯谷神社と称すると口碑に伝う。
「甲斐国志」に熊野権現として見える。
(御祭神と由緒は「山梨県神社誌」を参照しました)
「甲斐国志」には、以下の様に記述されている。
熊野権現
湯村 黒印神領七斗貳升社地若干曹洞宗松元寺欇祀す
「熊野」を「ゆや」とも読むことがある。
「熊野」から「湯谷」(ゆや)と変わったのだろうか。
境内の掲示によれば、
この神社は、秋葉権現と大宮さん、それに湯村温泉郷の守り神である、湯谷(ゆや)大権現を合わせて祀っています。
湯谷権現は、慶長6年(1601)の検地帳に「七斗二升権現領」とあり、これ以前から祀られていた古い神社であることがわかります。
また秋葉権現は火伏の神様で、天保2年(1831)の大火のあと、駿河の秋葉さんを移し、火伏の神としたと伝えています。(甲府市・甲府市教育委員会)
(TATSUさん)
No.1316
2010.9.12 UP
2020.6.8 更新
参考文献
- 『山梨県神社誌』