後白河法皇の勅命で社殿を建立したと伝わる熊野神社
(旧塩山市熊野174)
甲州市循環バス熊野バス停下車すぐ。
社記によると大同二年(807)、紀州熊野より勧請され、熊野郷の鎮守として成立したが、さらに後白河法皇の勅により熊野本宮の規矩をとって社殿を建立した伝えられている。
拝殿も重要文化財で様式上室町時代末期のものといわれ、入母屋造りの屋根は美しい。
拝殿
本殿は六社が東西に並立しているが、西の三棟は江戸時代の再建であり、次の一棟は再建できず小祠に替えられ、東の二棟が重要文化財の遺構である。構造手法から鎌倉時代の造営と見られている。
本殿
熊野下宮
(TATSUさん)
No.274-2
2007.9.20 UP
2021.11.3 更新