江戸時代の創建と伝わる熊野神社
小菅村は、山梨県北部の村で、大菩薩連峰の登山口でもあり、普通はJR奥多摩駅よりバスに揺られて訪れる場所である。
しかし、昔は峠を越えて甲州との交易も盛んだったと聞く。
今回は、JR上野原駅より富士急バスにより、鶴峠越えのルートで訪れた。
バスは小菅村小永田の集落を抜け、熊野神社の側を通過するがバス停はなく、仕方なく、立ち寄り湯「小菅の湯」より歩くことになる。
小永田の集落の奥、遠くからでも、「熊野三社大神」と記された幟が望まれる。
標高約750M、桜の花がまだ残っていた。
拝殿の横には、大きな神楽殿があり、毎年9月には神代神楽が奉納されるという。
境内からは、斜面にたつ小永田の集落が望まれる。
御祭神
伊邪那岐命
御由緒
創建由緒については、北都留郡誌に寛永四年(1627)九月創建とあり、甲斐国志には元禄七年(1694)の鰐口ありとも記して、熊野権現の信仰であることを示している。
(御祭神ともに「山梨県神社誌」参照)
(TATSUさん)
No.843
2008.5.10 UP
2021.11.10 更新
参考文献
- 『山梨県神社誌』