熊野権現が昼食をとった島
熊野川の中にある島。この島で、熊野権現が昼食をとったとか、熊野権現と天照大神が碁を打ったとか。
川の水量が少ないときなら、和歌山県側から歩いていくことができます。
国道端のスペースのある所に車を置き、道なき山を下りて河原へ出ました。
ハシゴがあるので、そこから登ります。
岩の上は碁盤の目のようになっています。
蝶の羽根岩と同じように柱状摂理を上から見ている形になります。
『南紀徳川史』に収められている「熊野道中記」には以下のように記されています(現代語訳てつ)。
碁盤嶋 川の中にある。
水際より上で碁盤のようになっている石である。
碁石もある。昼嶋 浅見領、川の中にある。碁盤島と飛石の事か。
この記述によると、昼嶋は碁盤嶋とも呼ばれたようです。
(てつ)
2011.5.26 UP
2020.8.30 更新
参考文献
- 堀内信編『南紀徳川史』清文堂出版
宝竜滝へ
アクセス:JR新宮駅から車で約10分、徒歩5分(案内板も道もありません)
駐車場:国道脇に駐車スペースあり