第2回シイノトモシビタケ観察オフ会【光るキノコオフ】
去年に続いて今年も、目覚山にて光るキノコ観察オフ会を開催いたしました。
開催日は2011年6月3日(金)。私と、私の知人の光るキノコの研究者の方の両方の空いてる日にちがその日しかなかったので、6月3日開催と決めたのですが、前日まで雨続きで、当日は晴れるという絶好のコンディションに恵まれ、シイノトモシビタケが大発生してくれました。
運よく最高の1日に開催日が当たってくれました。
去年もすごかったのですが、今年はそれ以上にすごかったです。
観察場所は普段はゲートが閉まっていて立ち入り禁止の場所で、6月~7月と9月の毎週土曜日と日曜日(8月はなし)、19:30から宇久井海と森の自然塾運営協議会がシイノトモシビタケ観察会を実施しています。要予約で参加費は500円。小雨決行です。
この土日の観察会では写真撮影は禁止です。写真を撮るのに時間がかかり、他のお客様に迷惑がかかるので。写真撮影会は年に1度開催していて、要予約で参加費2000円です。
観察会・撮影会の詳細は宇久井海と森の自然塾運営協議会のHPでご確認ください。
今回の光るキノコ観察オフ会の参加者は20名くらい。定員20名くらいで募集してほぼ定員いっぱいの参加者が来てくださいました。ありがとうございます。
通常の土日の観察会では撮影禁止なのですが、み熊野ねっとの取材を兼ねてということで特別にスナップ写真程度なら写真撮影OKにしていただきました。
参加者の撮影したシイノトモシビタケの写真
photo by @yoshiaki1027さん
photo by @yoshiaki1027さん
photo by @yoshiaki1027さん
photo by @yoshiaki1027さん
photo by @sharikomuさん
photo by @missmenobnobさん
コンデジの夜景モード(4秒)、一脚半手持ちで撮影。
photo by @missmenobnobさん
上の写真をPCで補正するとなんとか写っているのがわかります。
参加者の感想
@382melumoさんの感想
光るキノコいっぱい見た!死ぬまでに見れてよかった(*´∀`*)
@horihiromiさん(堀博美さん)の感想
何が素晴らしいって、懐中電灯の光だけで照らして見ると、目を凝らすうちにそこら中で緑色の光がぼつ、ぼつとともっている様や、一つのきのこをじっと見ていると条線やひだなどが見えてくるのが神秘的でした。光るきのこに囲まれているだけでも、もう最高!
おそらく日本唯一の「きのこライター」堀博美さんのHP http://spore.sblo.jp/
@sharikomuさん(城戸みゆきさん)の感想
予想以上の光と密度に感激。
ほのかな光りながら、目が慣れてくるとそこここに群れなして静かに光っているキノコたちの姿に圧倒されます。
夜、漆黒の森の中で光るキノコを見る。実際にその場に行って経験するしかないことがこの世の中にはやはり存在していることに打たれます。
城戸みゆきさんのHP http://www5f.biglobe.ne.jp/~kido/
@comteFQさん(北夙川不可止(伯爵)さん)が詠んでくださった短歌8首
暮れ切るを濱邊に待ちてみ熊野の小山に光る茸見にゆく
み熊野の小島の社眞暗にて燈火茸のぼうと光りぬ
燈火といふ名の茸み熊野の無人の島の夜を彩る
潮騷の鳴りやまぬ夜の眞暗なる小島の森に茸光れり
電燈を消せば見る見る遠近に茸の光るみ熊野の島
暗闇に慣るるにつれて眞暗なる森の奧より光るものあり
眞暗なる森にかそけく蒼白きシイノトモシビダケの光りて
蒼白くかそけく光る茸にてみ熊野の島に潮騷を聞く
短歌結社「玲瓏」会員、文藝同人誌「銀聲」主宰である歌人、伯爵こと北夙川不可止(きたしゅくがわ・ふかし)さんのHP http://chambre.jog.buttobi.net/
ありがとうございました!
今回もあっという間の1時間半でした。
ご案内してくださった研究者の方&「宇久井海と森の自然塾」のスタッフの方々、すばらしい光景を見させていただき、 ありがとうございました。
参加してくださったみなさまもありがとうございました。
今回、熊野の闇夜のカメラマン@masa5900さんが参加してくださったのですが、masaさんは今回は撮影せずに他の撮影者の撮影アシスタントに回ってくださいました。ありがとうございます。
下のリンクはmasaさんが他の所で撮影したシイノトモシビタケの写真。すばらしい写真ですのでぜひご覧下さいませ。
http://www.flickr.com/photos/masa5901/sets/72157624750297665/
光るキノコ、シイノトモシビタケ観察会のお申し込み・お問い合わせはこちらから(宇久井海と森の自然塾運営協議会)
(てつ)
2011.6.5 UP
2011.6.6 更新
2011.6.9 更新
2011.6.12 更新
2020.2.15 更新
参考文献
目覚山へ
アクセス:JR宇久井駅から車で約2分
(宇久井港を通り過ぎ、ルピナスを通り過ぎると、旧フェリーターミナルが見えてきます)
駐車場:旧フェリーターミナルに駐車場がありますが、普段は立ち入り禁止(伊勢エビなどの密漁対策のためのようです)
宇久井海と森の自然塾運営協議会によるシイノトモシビタケ観察会では、遠方からの参加者も歓迎しています。
観察会の観察場所の近く、歩いて行ける距離の宿泊施設としては休暇村 南紀勝浦(じゃらんnetのページへのリンク)があります。
近くの宿泊施設に泊まっていただくと地元的にはありがたいです。
勝浦温泉も近くにあるので勝浦の宿泊施設に宿泊していただくのもよいです。
観察会の時間が19:30頃から21:00頃までなので、食事をその前の十分余裕のある時間帯に出していただけるのかはお宿に確認しておいた方がよいと思います。