20数種類の植物に宿を貸している岩
奥の宮 太郎坊権現へ向かう途中の林道沿いにある、今は廃墟となった高尾遊園地(高尾谷遊園地)の辺りにあるやどかし水神。
遊園地の入口付近に「天然記念物 やどかし水神」の説明板が転がっていました。
遊園地の廃墟に鳥居があって、その川向こうに岩があります。岩の上には木が生えていて、木の根元には小さな祠が祀られています。
岩の上に20数種類の植物が棲息していて、かつては天然記念物に指定されていました。
岩の上に棲息する植物(説明板より。判読しにくい箇所は○で)。
スギ、ケヤキ、アカガシ、サクラ、タケ、ヤマハゼ、イヌガヤ、フジツタ、タカオモミジ、アケビ、テイカカズラ、ハナイカダ、シシラン、ヤブコウジ、メダケ、ユキノシタ、ヒメヤブラン、ナワシロイチゴ、マメツタ、○○○○、オオハナワラビ、アオキ、ベニシダノキシノブ
植物に宿を貸している岩、生命を宿す岩。
植物を育むのは水。ということで水神が祀られているらしいです。
やどかし水神に似た所が三重県熊野市にもう1ヶ所あるらしいです。 熊野市飛鳥町大又高瀬(こうぜ)。
遊園地の廃墟はちょっとこわかったです。
(てつ)
2009.11.13 UP
2020.2.7 更新
参考文献
やどかし水神へ
アクセス:JR熊野市駅から車で50分くらいでしょうか。
駐車場:駐車場スペースあり