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◆ 桑原水菜『耀変黙示録1―炎の蜃気楼(ミラージュ)〈30〉』コバルト文庫(集英社)


レビュアー:てつ(2009.2.9 UP)

 本編全40巻の『炎の蜃気楼(ほのおのミラージュ)』の第30巻「耀変黙示録(ようへんもくしろく)1 ―那智の章―」。

 序章は「大斎原」。

 大斎原(おおゆのはら、熊野本宮の旧社地)が《闇戦国》のそもそもの始まりだったのか。

 那智の浜から渡海船に乗り、四国の"今空海"に助けを求めに来た「那智の者」。
  "今空海"こと仰木高耶(上杉景虎)は、直江信綱らとともに四国から熊野に向かう。熊野を守るために。

 勝浦港、熊野古道「大雲取越・小雲取越」の中間点の小口、太地町森浦。その他、熊野に住む者ならば馴染みの地名が多く登場してきます。

 八咫烏を使う少女。熊野牛玉

 男性同士の性的描写もあって若い女性に人気の小説ですが、現代を舞台に実在した歴史上の人物たちの生き様を描くストーリーは魅力的。

(てつ)


目次

炎の蜃気楼(ミラージュ)30 耀変黙示録1―那智の章―

序章 大斎原
第1章 神殺しの一族
第2章 嵐の到達時刻
第3章 波紋
第4章 純血の那智
第5章 生死共存圏
第6章 明日、強くあるために
あとがき

耀変黙示録1―炎の蜃気楼〈30〉 (コバルト文庫)
耀変黙示録1―炎の蜃気楼(ミラージュ)〈30〉 (コバルト文庫)

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