■ 熊野の説話 |
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◆ 鼻欠地蔵 |
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左甚五郎(ひだりじんごろう。1594〜1651。江戸初期の彫刻師)が湯の峰に仕事に来ていた。本宮に泊まり、大日越え(湯の峰と本宮を結ぶ熊野古道。大日峠を越える)で湯の峰に通っていた。弟子は甚五郎の弁当を持って大日峠を越え、弁当を甚五郎に届けていたが、毎日、峠にあるお地蔵さまに弁当を一箸分供えて師匠の安全を祈っていた。 それを知らぬ甚五郎はいつも一箸分弁当が減っているのを、弟子が盗み食いしていると勘違いし、ある日、些細なことを理由にその弁当持ちの弟子の鼻をチョンナ(木材をはつる大工道具)で削いでしまった。弟子は血まみれでその場を逃げ出す。 (てつ) 2005.3.22 UP ◆ 参考文献
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