直江兼続の未亡人・お船の方、熊野へ
田辺の古文書「紀州田辺万代記」の寛永4(1627年)年の記録より(現代語訳てつ)。
4月に直江山城守様後室が熊野ご参詣。御宿は新斎。高野山の一条院が御供。この宿は海右衛門。
直江山城守は直江兼続(1560~1619)のこと。その未亡人、お船の方(おせんのかた、1557~1637)が熊野を参詣されたとの記事。
直江兼続と熊野の関わりとしては、山形県南陽市宮内の熊野神社の社殿修復に直江兼続が大旦那として当たったということがあります(慶長9年(1604年)の棟札に「大旦那直江山城守」とあり)。山形県南陽市宮内の熊野神社は「日本三熊野」のひとつ。
(てつ)
2013.7.31 UP
2020.9.10 更新
参考文献
- 田辺市教育委員会『紀州田辺万代記 第1巻』清文堂出版