まるで宝石のような木のアクセサリー
「立木染(たちきぞめ)」という言葉をご存知ですか?
立木染とは、言葉そのままに、自然の生きている立ち木を染料で染めること、またそうして染められた木で作られた作品のことです。
自然の生きている木に染料を注ぎ、木が水分を引き上げる蒸散作用を利用して、木を染めます。熊野、和歌山県田辺市本宮町皆地(みなち)にある「立木染工房」が独自に開発した技術です。
「立木染工房」では、独自の技術で染めた木でアクセサリー(ペンダントやブローチやバレッタ〔髪留め〕)やボールペンなどを作っています。
不思議な、まるで宝石のような色合いと模様。
色合いと模様は木の染まり具合や木の取り方、木目などによるので同じものは2度と作ることができず、どれもが世界でたったひとつのものとなります。
これはぜひとも実物を見ていただきたいです。木自身が作り出した色合いと模様は、神秘的で美しく、うっとりとするほどです。
職人による手作りなので大量生産できず、販売店の数も限られますので、熊野にお越しの際にはぜひ手に取って見てください。その神秘的な美しさと、イメージを裏切る軽さにびっくりすると思います。
とても軽いので、ペンダントを着けたいけれど、首や肩が凝るから着けないという方でも大丈夫なのではと思います。軽いのでペンダントをイヤリングとして利用されている方もおられるそうです。
価格は数千円のものから数万円のものまで。
立木染は、テレビの旅番組などでも度々紹介されています。私が見たことがあるのは数年前に中尾彬(なかお あきら)さんが工房にいらしたときのもの。番組の内容ははっきりとは覚えていませんが、木と人とが対話して作り出す立木染の作品に、感動されていたように記憶しています。
立木染は、田辺市本宮町では道の駅や一部の旅館などで販売されていますが、田辺市本宮町までお越しならば、直接、工房に行って見せてもらうのがいちばんです。
立木染工房は、土・日・祝日営業。平日は不定休。平日にお越しの際には事前に連絡が必要です。土日祝日でも都合により休むこともありますので、事前に連絡を取っておいたほうがよいでしょう。
熊野本宮大社にお越しの際にはぜひどうぞ。立木染の作品にはきっと感動していただけると思います。
私は母へ立木染のペンダントをプレゼントしました。誕生日や母の日などにプレゼントしたらきっと喜んでもらえると思います。私が母にプレゼントとした立木染。
立木染工房
立木染工房HP 立木染の動画
〒647-1723 和歌山県田辺市本宮町皆地640
アクセス:国道311号線 上地(かみじ)バス停より徒歩5分(皆地バス停からも徒歩5分ですが、上地バスからのほうがわかりやすいです)
TEL : 090-2709-7231
営業:土・日・祝日 平日は不定休
(平日お越しの際には要連絡、土・日・祝日でも都合により休むことがあるので連絡を取っておいた方がよいでしょう)
ネット通販は立木染工房HPのみ
(てつ)
2009.1.13 UP
2009.5.24
更新
2020.3.26 更新