神功皇后が勧請した熊野神社
北九州市にある鷹見・高見神社の本宮です。
市街地の駅前ですが、敷地面積は広く、しっかりとした神社です。
北九州は、神功皇后(じんぐうこうごう:170-269年)と縁が深く、今でも帆柱山には「皇后の杉」と呼ばれる杉林があります。
神功皇后が三韓征伐で近畿と朝鮮半島を往復するとき北九州を二回通りますが、行きに熊野神を祀ったのが鷹見・高見神社、帰りに祀ったのが北九州の熊野神社のルーツのようです。
鷹見神社には、役行者の修験道の思想も入っているようです。
筑豊電鉄の穴生駅から道を渡って歩いてすぐです。
二つ目の鳥居をくぐり、階段を上って、しめ縄をくぐると本殿に着きます。
本殿と、その周りには末社が祀られています。
本殿の屋根の社紋
左が手前の、「丸に違いの鷹の羽」の社紋です。
鷹見神社では、左が手前なのは本宮だけで分社は右が手前だそうです。
八咫烏は描かれておらず、鷹の絵が本殿の左右に描かれています。
案内板に書かれいた内容は次のとおりです。
穴生鷹見本宮由緒 【祭神】 熊野三座十二社十四神 末社 【創立年代】 【例祭日】 【由来】 文武天皇慶雲二年役行者小角五穀成就を祈り祭祀を再興高見大権現と稱す 建久年中宇都宮氏(改麻生)花ノ尾山に城を築き 麻生氏在城の間歴代祭祀を重んず 帆柱山より穴生諏訪山に移転鎮座ありし高見宮を黒田長政古屋敷に再建、 往古春秋の大祭には郡中社家社僧奉仕し神楽・流鏑馬・大相撲を興行し 寛文年中より鷹見と改められる 穴生鷹見神社奉賛會 |
(大門さん)
No.1544
2012.2.12 UP
2019.12.9 更新