平安時代初期の勧請と伝わる熊野神社
磐越西線磐梯町駅下車、県道64号線(磐梯山ゴールドライン)を進み源橋集落のバス停より北に入る。
入口には「村社 熊野神社」の社号標が立っている。
そこから神社までは、農地の中の道を進んでいく。なかなか遠い。
石造りの一の鳥居があり、そこから石畳の参道が続き、その先赤い二の鳥居があり、その先やっと境内である。
うっそうとした木々の中に社殿が立つ。拝殿の右には手水舎がある。
拝殿の前には大きな切り株がある。
拝殿内の写真によれば、樹齢500年、樹高50m、胸高周囲4.7mの大杉だったようだ。
御祭神
伊弉冊尊
速玉男命
事解男命
(祭神は「近世の磐梯町Ⅳ」参照)
御由緒
不詳
天長二年四月淳和天皇御宇、紀伊国牟婁郡本宮より御分遷せしものと云う。
大正二年三月廿八日社殿改築。
(境内の「記念碑」より)
「新編会津風土記」の源橋村の項には、
熊野宮 境内 東西四十五間 南北四十間、 免除地 村北二町十間にあり、勧請の年代詳ならす、鳥居・拝殿あり
と記述されている。
(TATSUさん)
No.1759
2013.8.10 UP
2022.5.10 更新
参考文献
- 『近世の磐梯町Ⅳ』
- 『新編会津風土記』