碓氷峠の熊野神社の分霊を勧請
場所
(旧碓氷郡五料村字御所平)
JR西松井田駅より中山道(国道18号)沿いに西に徒歩約1時間。
標識がいたるところにあり旧道をたどるのは結構面倒。
五料で信越線の向こうに鳥居が見える。
鳥居の側には「庚申塔」「二十三夜塔」の石碑が立つ。
社殿は鳥居から急な石段を上り詰めた所に山を背にして鎮座。
境内には社務所?、神輿倉庫?、石灯籠の他数基の石造物がある。
本殿は覆屋に囲まれ見ることができない。
拝殿を覗くと、「三社大明神」たる神額が掲げられていた。
御祭神
速玉之男命、伊邪那美命、事解之男命
(御祭神は「上野国神社明細帳」より参照)
御由緒
不詳
碓氷神社の創建は不詳であるが碓氷峠に鎮座する熊野神社の分霊を勧請したのが始まりと伝えられている。
建久年間(1190~99)、源頼朝浅間山巻狩の際当神社に祈願せられ、尚又当所境内に御所を置かれたにより地名を御所平と称す。
南北朝時代に入ると碓氷郷一ノ宮となり広く信仰を広め、慶安年間(1648~52)に碓氷峠の熊野神社の里宮となり社殿を改築し碓氷神社と改称する。
明治四十二年村内の各社を合祀する。
(「松井田町誌」参照)
(TATSUさん)
No.1500
2011.8.28 UP
2020.10.29 更新
参考文献
- 『上野国神社明細帳』
- 『松井田町誌』