もと熊野三社大権現、明治末期に早尾神社に合祀
諏訪神社より徒歩15分程、JR八木原駅の北東に鎮座し、遠くからも神社の森がよく望まれる。
社号標の立つ入口から参道脇には生け垣が続く。
鳥居横には水の無い池があり石祠(たぶん弁天様)が祀られている。
早尾神社拝殿
拝殿左奥には、樹齢500年を越えるといわれる夫婦欅がある。
覆屋内の一間社流造の本殿は、文化十四年(1817)に建立された
江戸時代後期の特徴を示す貴重な神社本殿建築で、市の重要文化財に指定されている。
見事な彫刻が施されているが、ガラス越しなので良く見えない。
拝殿左側と奥には多くの石祠が祀られている。
剱城神社の石祠は左側にあり、石段の左右には石灯籠がある。
剱城神社
御祭神
櫛御氣野命(剱城神社の祭神)
御由緒
不詳
天保五年(1834)の資料には、「熊野三社大権現」とあり江戸期から明治の初期には「剱城神社」となっている。
半田720番地を中心とした所は「剱城の森」といわれ、ここに鎮座していたが、明治41年9月11日に境内社の五十猛社、大屋津姫社、抓津姫社、大地主社等と共に早尾神社に合祀され、同時期に、字前河原の皇大神宮、字向畑の八坂神社も合祀された。
(祭神、由緒ともに「渋川市誌」参照)
(TATSUさん)
No.1586
2012.7.31 UP
2021.5.17 更新
参考文献
- 『渋川市誌』