国常立命をお祭りする熊野神社
(旧揖保郡御津町岩見808)
場所
山陽電鉄網干駅よりバス15分、稲富口下車徒歩10分
バス停より農道を北に進む、集落の中を抜けると、円融寺の山門があり、仁王像が迎えてくれる。
稲富山円融寺は天平十一年(739)聖武天皇の勅願にて、行基菩薩が開基したといわれる古刹である。
円融寺に隣接して、熊野神社が鎮座している。円融寺の鎮守であったのだろうか?
稲富山円融寺
御祭神
国常立命(くにのとこたちのみこと)
(兵庫県神社誌による)
御由緒
創立年月不詳、明治七年村社となる。
(TATSUさん)
No.369
(てつによる追記)
江戸時代中期、享保6年(1721年)の高之の手になる「熊野草創由来雑集抄」(『速玉大社文書』)では、熊野本宮の主祭神・家津御子神は国常立命だとされています。
国常立尊は『日本書紀』においては天地開闢とともに出現した神です。イザナミやイザナギよりも前に出現した、最初の、根源的な神さま。
2005.2.26 UP
2022.9.2 更新
参考文献
- 『兵庫県神社誌』