山の神さま、三田藩主・九鬼家が現在地に移築
場所
JR三田駅より徒歩15分。
三田に寛永10年(1633年)鳥羽より移封された初代三田藩主九鬼久隆はこの地にあった梅林寺を増設し天翁山心月院と寺号を改めた。
熊野神社はこのすぐ近くにある。
御祭神
不明
御由緒
大昔、天孫達を日本中の各地への開発守護の為に派遣されたとき、この地に定着されたのが通称「山の神さま」である。当時は、西山の山の中に祠を建てて開発と村人の守護に当たられたが、村民もだんだん増え徳川時代になって時の領主九鬼公も参拝の便がよいようにと現在の心月院の隣の地に立派な社として移築された。
(佐伯弘美著 「ふるさとの歴史街道めぐり 三田社寺108景」参照)
境内社
稲荷神社
その他
心月院境内には歴代の三田藩主、九鬼家の墓所があります。
なお、境内には、白洲家の墓地があり、白洲次郎、正子夫妻の墓石もありました。
(白洲正子(1910-1998) 作家、随筆家。 海軍軍人、樺山資紀伯爵の孫娘。)
こんなところで、出会えるとは思いも寄りませんでした。
熊野神社を尋ねてきたのですが、すっかり長居をしてしまいました。すてきなところでした。
九鬼家は熊野水軍の旗頭であり、 そのためか、三田市にはこの神社以外熊野神社が3社もあります。
隣接の神戸市北区長尾町上津にもあります。
(TATSUさん)
No.259
2004.10.5 UP
2022.9.8 更新
参考文献
- 佐伯弘美 『ふるさとの歴史街道めぐり 三田社寺108景』