諸渕の鎮守
JR御殿場線谷峨駅下車徒歩20分ほど、酒匂川を見ながら西に進み、清水橋を渡り、南に少し入った民家の間、「諸渕谷戸集会所」に隣接している。
境内はイチョウの落ち葉で埋まっている。
小さな祠が2基。どちらが熊野神社か不明。
「皇国地誌」に
熊野社 仝上東西七間南北十間面積七十坪
字諸渕千百八十七番地にあり、以下略
とあり、位置を確定しました。
境内には石仏、石塔がありその中の「南無阿弥陀仏」と刻まれた石塔には、天保十四年(1843)の銘がありました。
御祭神
不詳
御由緒
不詳
「新編相模国風土記稿」川西村の項には
熊野社二、一は小名諸渕、鎮守、山神を末社とす
と記述されている。
熊野社は、明治四十二年に字大蔵野の須賀神社に合祀されたが、その後現地に戻りました。
山北村には、このほか玄倉に一社(以前箒沢で投稿されていました)、そのほか字平山に一社、字宮原に一社存在するとの情報がありますが未確認。
諸渕谷戸集会所はここでしょうか? (てつ)
(TATSUさん)
No.1689
2009.12.26 UP
2021.4.24 更新
参考文献
- 『皇国地誌』
- 『新編相模国風土記稿』