日本武尊を祀る下吾野郷の鎮守、本殿内に熊野大権現も
西武池袋線吾野駅より徒歩15分ほど。
吾野は、かつて秩父街道の宿場町として栄えたところで、ところどころに古い民家が見られる。
町並みを抜けて、すこしで借宿神社に到着。
神社の手前から、顔振峠への道が延びる。
神社は村の入り口に当たるところに位置している。
鳥居の前の橋を渡ると、山を背にして社殿が建ってる。
社殿の前の狛犬の表情はとぼけてるようで面白い。
境内社は拝殿の左に、三峰社が祀られていた。
本殿には、金毘羅大権現、正一位稲荷大神、山王神社、天満点神宮、牛頭天王宮、
山神宮、疱瘡神、三峰社、猪狩社とともに熊野大権現が祀られている。
(埼玉県神社庁編「埼玉の神社」参照)
御祭神
不詳
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」長澤村の項には
借屋戸社 社伝に往古日本武尊東征伐の時、この所にかりやどしたまふ故に、日本武尊を祀りて借屋戸明神と称せりと云、中略、
例祭九月九日、下我野郷五ヵ村の鎮守なり、以下略
と記述されている。
熊野神社の記述はない。
(TATSUさん)
No.1217
2010.3.7 UP
2023.10.9 更新
参考文献
- 埼玉県神社庁編『埼玉の神社』
- 『新編武蔵風土記稿』