下村君村の鎮守、明治時代初期に熊野神社を合祀
東北自動車道が利根川を越える利根川大橋の近くに鎮座している。
赤い鳥居が迎えてくれる。
鷲宮神社は東国開拓の祖の天穂日(あめのほひ)命を祀り、元は古墳の上に建てられたという。
境内からは円筒埴輪や形象埴輪が出土している。
鷲宮神社鳥居
鷲宮神社拝殿
境内には、小山に上に浅間社、御手洗の池の中に弁天社が祀られている。
境内社は、拝殿のすぐ右に三峰社の小祠、その右に、明治四年村君全域より合祀された、稲荷神社、熊野神社、八幡神社、天神社、八雲神社が合殿で祀られている。
熊野神社御祭神
不詳
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」下村君村の項には
鷲明神横沼明神合社 村の鎮守なり 中略 稲荷社三宇、天神社,天王社、磯宮、浅間社 以下略
と記述されている。
また、
永明寺 新義真言宗堤村延命寺末、熊野山薬師院と号す 以下略
と記述されており、その境内に熊野社と稲荷社ニ宇が存在したとも記述されている。
合祀された神社は、これらの末社であろう。
(TATSUさん)
No.1232
2010.3.27 UP
2023.10.9 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』