松山宿の総鎮守、熊野神社を合殿に祀る
東武東上線東松山駅より徒歩15分程。
神社に向かう途中、旧松山宿の町並みが見られ、特になまこ壁の商家が興味深い。
松山神社は上沼公園のそば、西に参道が延びている。
一の鳥居には、延宝五年(1677)の銘がある。境内には神楽殿もある。
拝殿の彫り物は精緻で美しい。
熊野神社御祭神
伊邪那美命
御由緒
不詳
今を去ること900年余り前、康平六年(1063)氷川神社として創建され、寛永元年(1624)に熊野神社を合殿に祀り、以来松山宿の総鎮守として崇敬を集めた。
明治十六年四月、社号「氷川神社熊野神社」を「松山神社」に改めた。
(祭神、由緒ともに埼玉県神社庁編「埼玉の神社」参照)
「新編武蔵風土記稿」村山町の項には
氷川社 宿並の鎮守なり、熊野を相殿とす、勧請の始を詳にせず、
貞享二年再興、大旦那嶋田八郎左衛門と記せし棟札あり、観蔵寺持
と記述されている。
(TATSUさん)
No.1188
2009.1.16 UP
2023.11.6 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』