新田義貞による創建と伝わる熊野神社
西武池袋線武蔵藤沢駅下車徒歩15分。
道路に面した森の中に鎮座、鳥居は1の鳥居、2の鳥居とある。境内は広い。
御神木の樹齢500年を越えるといわれる大杉がそびえている。
本殿は一間社流造りでいまから300年前の建立。獅子舞でも有名。
御祭神
伊邪那岐尊、伊邪那美尊、須佐之男命、速玉之男命、事解之男命
御由緒
この熊野神社は以前は現在地より北西の台地上にあった飛竜神社を、村の中央に移して今の熊野神社にしたといい、大杉はその当時植えられたものと言い伝えられている。
熊野神社の社伝によると、新田義貞が鎌倉攻めの時、元弘三年(1333)出陣し、下藤沢に着陣したところ、南方からカラスが一羽飛来して、義貞の旗の上に止まったという。
義貞は、日本一霊験あらたかな紀州熊野宮の飛竜の神の援護であると喜び、ついに鎌倉攻めに勝利し、帰途再びここに立ち寄って飛竜神社を建立したといわれている。
天正十九年(1591)に徳川家康より社領八石の御朱印を受領し、寛永三年(1626)に現在地に遷座した。
(TATSUさん)
No.471
2005.11.16 UP
2023.11.6 更新