明治末に白山神社に合祀されるも現存する熊野神社
川越市下広谷字庚塚の熊野神社。
白山神社
東武東上線鶴ヶ島駅より北東に徒歩15分の場所に白山神社が鎮座している。(下広谷1155番地)
祭神は伊弉諾尊・伊弉冉尊・菊理姫尊の三柱である。
境内社は拝殿の左側に八坂神社、稲荷神社が祀られている。
白山神社
埼玉県神社庁編の「埼玉の神社」によれば、
明治41年に字子の神前の八坂神社・稲荷神社及び字庚塚の白山神社を合祀している。
『神社明細帳』には字庚塚の熊野神社、字大前の八幡神社もそれぞれ合祀した事を載せているが、熊野神社は元地に社殿が存在し、前野・大畑両家が管理しており、八幡神社の本殿及び神体は野崎家が保存している。
とある。
字庚塚の熊野神社
字庚塚は現在の下広谷949-1046番地に該当する。
白山神社より徒歩10分ほどの現地を訪れると、上記「埼玉の神社」に記載されている前野・大畑両家の間の道横に祠が残されていた。
熊野神社御祭神
不詳
熊野神社御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」の「下廣谷村」の項には熊野社が存在することが記載されているが、当社かどうかは不明である。
(TATSUさん)
No.1472
2011.6.17 UP
2024.1.29 更新
参考文献
- 『新編武蔵風土記稿』