明治末に熊野神社を合祀
場所
JR鴻巣駅より加須方面行き朝日バス乗車、笠原十字路下車徒歩5分。
鴻巣市街は家が建て込んでいて細い道であるが、すぐに水田が広がる田園地帯になる。
下車後北へ歩くと左手に久伊豆神社が見えてくる。
東光寺
道路を挟んだ反対側には久伊豆神社の別当寺であった東光寺がある。
道路に沿った一の鳥居をくぐり進むと参道は直角に曲がり二の鳥居がある。
その先が境内で神楽殿もある。
境内の手水石の中の一基には、元文三年(1738)の銘が刻まれている。
久伊豆神社は、明治四十二年笠原地区に祭られていた熊野神社を合祀した。
本殿には左から字弐貫野より合祀の笠原神社、久伊豆神社、字永井戸より合祀の熊野神社が並んで祀られている。
境内社は八雲神社、そのほか八幡宮、稲荷大神の石祠。
御祭神
熊野夫須美命
速玉之男命
(熊野神社の祭神 「鴻巣市史」参照)
御由緒
不詳
「新編武蔵風土記稿」笠原村の項には
東光寺 熊野社
とだけ記述されている。
おそらく、東光寺の境内に祭られていたのだろう。
(TATSUさん)
No.1156
2009.12.12 UP
2023.5.18 更新
参考文献
- 『鴻巣市史』
- 『新編武蔵風土記稿』