安土桃山時代の勧請と伝わる、熊野本宮から持ち帰った石が神宝
小川町腰越の熊野神社より徒歩約30分。
途中、諏訪神社を横に見て進むと、笠原の集落の西端の山の中腹に位置している。
鳥居をくぐり、60段余の石段を登ったところに鎮座。
樫の古木に囲まれている。
御祭神
伊弉冉命、速玉男命、事解男命、倉稲魂命
御由緒
当社は文禄の頃(1592-96)、この笠原の地に柑名(カンナ)桜井氏という落人が土着した時に氏神として奉斎した社であると伝えられている。(信州方面から来た人であったらしい)
当社の本殿には楕円計の白い石が神宝として納められている。
この石は、当社の奉斎にかかわっていた行者が紀州の熊野神社本宮から分霊を受けて来たときに一緒に持ち帰ったものと伝えられている。
(御祭神共に「埼玉の神社」参照)
境内社
御嶽社
(TATSUさん)
No.499
2006.1.20 UP
2025.3.18 更新
参考文献
- 『埼玉の神社』